投資先検討時の情報収集に活用。もはや “ビザスクを使うことは業界のスタンダード”

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業界調査 

事業内容を教えてください。

当社は三菱商事と三菱UFJフィナンシャル・グループを株主とする投資ファンドです。特に業界を絞ることなく、三菱商事の多種多様なビジネスとのシナジーや銀行ネットワークを活用して、投資先の企業価値向上に貢献できるかどうか、という視点を持ち日々投資先を探しています。全社で30人くらいの規模になります。

実際にビザスクを活用されてメリットをどう認識されていますか?

経験のある方から仮説立てに有効な知見を、スピーディーに得られることが最大のメリットです。従来2、3か月かかって到達していた情報に1週間で辿り着けるわけですから、定量化したらROIは確実にプラスになっているのではないでしょうか。また事業柄、事前サーチの段階では匿名でインタビュー相手を選べるのも利点ですし、インタビュー実施においても個社情報がきちんと守られているサービスという点の安心感も大きいです。

私たちがチームアップしているグローバルなコンサルファームと議論していると時折、ビザスク使っているのかな、と感じる場面があります。もはやビザスクを使うことが“業界のスタンダード”といえるほど、業界浸透度の高さを感じます。相手から情報を教えてもらった議論の土俵と比較すると、自分達も同様に高い質の情報を得ていることで目線が一段上がる感覚もありますし、使っていないと“ディスアドバンテージ”かもしれないですね。

スポットコンサルの効果を実感した具体例を教えていただけますか?

某企業への投資を検討している段階で、業界トップの経営者とマッチングしインタビューで話を聞けたことが非常に印象的でした。「こんなトップの方も登録しているんだ」と驚きましたし、誰かを経由しても2、3カ月かけて辿り着けるかどうかという人に、ビザスクを通じたらパッと辿り着けた。率直に「すごいな」と思いましたね。

実際のインタビューでは業界を牽引している経営者から直接「業界をどう大きくしていこうか」といった、目線の高い話がきけたのは大変貴重でした。またその方から「今後の見通しは想像以上に厳しくなるのでは」という見解もいただき、改めて業界環境を調べてみたら確かにその通りの状況が予測されました。インタビューで得た知見があったから仮説立ての軌道修正をすることが出来て、自分たちの投資戦略のストーリーラインをどう変えていくか考えるきっかけにもなりました。

スポットコンサル利用前の情報収集について教えてください。

デスクトップリサーチ→仮説立て→企業の実情報を入手→コンサルファームや士業を含めてチームアップ→実情報を基に仮説検証→投資判断、という流れが一般的です。従ってデスクトップサーチの段階では公表情報しかヒントがなく、さらに時間をかけて人脈をたどって業界キーマンにアプローチし情報収集していました。そういった意味でスポットコンサル利用前後と比較すると、利用前の情報収集は時間的にも精度的にもあまり高くなかったと思います。

実際、ある業界の競争環境や各社の違いをインタビューで探ったのですが、デスクトップサーチすると一日時間を費やすところが、1時間のインタビューで勘所をつかめました。結果、スピーディーかつ的確な仮説構築につながり、インタビューのステップを踏んだ方が効率良く判断基準を持てることを実感しました。この経験から、予算と時間をかけて判断するとコンセンサスがとれた案件については、まずスポットコンサルを使うことが多くなっています。

アドバイザーから知りたい知見は得られていますか?

インタビュー相手をスクリーニングする段階で各アドバイザーの概要を教えて頂けるので、概ね期待通りの知見を得られています。あとは質問の仕方や準備の工夫で、一定のクオリティコントロールをするようにしています。インタビューの1時間は最大限活用したいので、質問項目・質問の背景、情報の使われ方など、話す内容とお聞きしたい内容は全て書き出して臨んでいます。結果、時間をフルに使って結構なボリュームの回答を網羅して得られています。

また、逆にアドバイザーの方が相当下調べをして臨んで下さり、こちらから問わなくても「要はこういうこと聞きたいんですよね」と、かゆいところに手が届くプロフェッショナルなアドバイスをいただけることもあります。インタビューのために確保していただいている貴重な時間の中で、真摯に向き合い有意義な知見を提供していただけるのは有難いです。こうしたインタビューで得た知見により、立てられた仮説が重要な投資判断材料になるケースも多く、スポットコンサルの意義は大きいと思います。

今後、ビザスクをどのように利用していくお考えですか?

初期的な投資検討フェーズではかなり活用できていると思うので、他の活用法を模索していきたいと思っています。投資先のバリューアップ目的での利用事例などもあるようなので、弊社も検討していきたいですね。

また、エキスパートサーベイでスコープを絞ったアンケート調査を行ったり、業務委託として調査やレポート作成といった業務に知見のあるアドバイザーをアサインしたり、スポットコンサル以外のサービスにも大変興味を持っています。特に業務委託に関しては、ファンドは社内にリソースを抱えない性質がありますから、そういったマッチングも依頼できると伺い期待感を持っています。

こういった活用方法は意外と知らないので他社の活用例やアドバイスをいただき、もっと活用の幅を広げていきたいと考えています。