日・中・韓での投資先検討にインタビューを利用

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50
CATEGORY
投資調査 業界調査 

サマリー

-課題:大きな内需を捉えた事業を展開する企業への投資判断をする上で、特定の地域における事業の成長ドライバーを業界・業務経験者から情報収集をする

-成果:肌感覚をもって投資先候補の本質的な成長のシナリオの仮説を描き、投資後の信頼関係の構築につながった

事業内容を教えてください。

 当社は、日本・中国(台湾含む)・韓国のアジアに特化したプライベート・エクイティ・ファームとして活動しています。投資先は、各地域において内需を捉えて根をはり事業展開をしている企業が多い状況です。日本国内においても、60年以上の歴史をもつ宝飾会社TASAKIや国内3位のコーヒーショップチェーンであるコメダ珈琲、USJなどの成長を後押ししてきました。

ビザスクのご利用のきっかけを教えてください。

例えば、グローバルに事業を展開している企業については、コンサルティングファームなどにベストプラクティスがあることが多いです。しかし、当社の投資先候補のように地域の特性に対応した事業については、業界の外部からは事業の本質的な課題を知ることは難しいことも多いです。ビザスクでは、特定の地域の特定の事業に知見をもつ業界経験者に話を伺うことができるということを知り、利用することにしました。

どのような案件でインタビューを実施しましたか?

投資先候補の事業の今後の成長性を検証するための情報収集として、インタビューを利用しました。業界の全体像は公開情報等から収集できますが、投資先の事業を伸ばしていくときに、何に投資をすると本質的な成長につながるのか?この点を業界経験者にヒアリングしたいと考えました。成長している業界でも、成長のドライバーとなる業務に従事している人にはなかなか出会えないので、求める経験をお伝えしてアドバイザーの紹介を依頼しました。

 また、業界経験者だけではなく、投資先候補の企業のお客様となる立場の方にもお話を聞き、パートナーやサプライヤーの選定基準などをヒアリングしたこともあります。投資先企業が新しいお客様を開拓していくにあたって、どのような打ち手を打てばよいのかなど成長のストーリーを描く上で大変参考になりました。

インタビューの成果をどのように認識されていますか?

これまでに複数回インタビューを利用していますが、面談では知りたい情報を収集できていると感じています。まさに求めていた知見をお持ちの方に出会えた時は、時間を延長させていただいたこともあります。投資先候補の判断材料として貴重な情報を収集でき、手前の段階で肌感覚をつかむことができました。ビジネス環境の中で戦略の付加価値が低減してきている中で、具体的な成長シナリオを描いて投資先と対話をしていくことの重要性はますます高まっていると認識しています。予め現場では実際にどうやって成長させていくかの仮説があることで、投資後に信頼関係を築く上でも有効だと考えています。

今後の展開について教えてください。

 これまでは、投資前の段階での利用が多かったですが、例えば投資先が新規事業を検討するフェーズにおいてもインタビューを利用することはできると考えています。また、米国や欧州などで当社のネットワークが少ない地域に関する情報収集などでも活用することができそうです。