化学産業のニッチな市場調査にビザスクを活用

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大学発ベンチャー 市場調査 

大阪大学発のベンチャーとして誕生し、化学産業におけるプロセスイノベーションを推進するマイクロ波化学株式会社。2014年の3月には大阪住之江で世界初となる大規模なマイクロ波化学工場を立ち上げ、太陽化学との食品添加物製造を目的とする合弁事業や、世界最大手の化学メーカー独BASFとの共同開発もスタートし、事業を加速しています。今回は代表取締役社長 吉野巌氏にビザスクの利用事例としてお話を伺いました。

サマリー

  • 課題: 化学産業関連の特定市場の調査において、有効な方法を見つけたい
  • 案件テーマ:化学産業の特定製品の市場動向や潜在的なニーズを知りたい
  • 成果:経験を通したリアルな情報を伺い、事業展開のヒントになった

マイクロ波化学の事業内容を教えてください。

「100年以上変わっていない世界のものづくりを変革したい」との想いから、大阪大学発のベンチャーとして2007年に起ち上げました。電磁波の一種であるマイクロ波を活用し、化学反応を分子レベルでデザインすることで、「省エネルギー」・「高効率」・「コンパクト」なものづくりを実現するテクノロジーベンチャーです。具体的には、マイクロ波化学プロセスの研究開発及びエンジニアリングやマイクロ波化学プロセスを用いた製品の製造、販売、共同・ライセンス事業を展開しています。大企業、中小企業や研究機関など化学産業に関わる組織との共同プロジェクトを多数立ち上げ、実用化、産業化を進めています。

ビザスクのご利用のきっかけを教えてください。

当社は、マイクロ波を活用して化学産業におけるプロセスイノベーションを推進しています。しかし、化学産業というのは、医薬品、食品、電子材料、燃料など多様な業界に原料を供給しています。開発をすすめるに当たって、市場や製品情報を知る必要がありますが、業界が幅広いため、市場や製品などの実態を把握するのが難しいという悩みがありました。表面的な情報は、インターネットなどでも入手できますが、知りたいのはより特定された個別性の高い情報でした。大学や研究所などのネットワークにも紹介を依頼していましたが、お会いしたい方はなかなか見つからないものです。そこで今回、「食品添加物」や「銀ナノワイヤー」について詳しい方の紹介をビザスクのコンシェルジュに依頼しました。

具体的な案件内容を教えてください。

「食品添加物」と「銀ナノワイヤー」のいずれも、市場調査の目的でした。「食品添加物」については、2015年11月に合弁会社を設立し、生産体制を強化する中で、潜在的なニーズや市場情報の可能性を把握したいとの考えでアドバイザーと面談をしました。また、電子材料の「銀ナノワイヤー」は、変化スピードが速い市場です。そこで、肌感覚を持った方に、市場の動向についてお伺いしました。

アドバイザーから、知りたい情報は得られましたか?

コンシェルジュからアドバイザーの紹介を受け経歴を拝見した時に、求める情報をお持ちだろうと推測できました。実際にお会いしてお話をお伺い、経験を通したリアルな情報を得ることができました。実務経験が豊富なアドバイザーだったので、製品の変遷や、経験に基づく市場の見方も伺うことができました。

スポットコンサルの成果はどのように認識されていますか?

リアルな業界・市場動向を比較的手軽に入手することができる有効なリサーチになったと考えています。ある特定の製品についてのニッチな情報・事例ではありましたが、「広く、浅く」ではない「深い」話を伺うことができました。面談でヒアリングした内容は、随時社内にも情報共有しています。アドバイザーの話が、事業展開のヒントになりました。

今後、ビザスクをどのように利用していくお考えですか?

市場調査の方法はいくつかありますが、ビザスクの良い点は手軽さにあると思います。手軽さというのは、個別性の高い経験のある方を、スピーディかつ合理的な金額でご紹介いただけるということです。これまでの案件で、何を聞きたいかを明確にして、直接お会いしてお話をお伺いすると、知りたい情報が得られるという実感を持てています。これからも、継続的に市場調査で利用していきたいです。