スポットコンサルを含めたプロジェクト包括的な取り組みで 「One Teijin Award」の表彰アイディア事業化をサポート(後編)

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35
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新規事業 社内プランコンテスト 

「One Teijin Award」事業化支援についての対談インタビュー後編をお送りします。( 前編はこちらから )

アイディアをアイディアのままで終わらせないためのビザスクとのパートナーシップ


宮川:

今回の包括的支援では、「One Teijin Award」でこれまで表彰されてきたアイディアの中から事業化に取り組むアイディアをお持ちの方に対して、ビザスクが事業化に向けたプロセスの伴走支援をさせていただいています。
具体的には、スポットコンサルの提供に加え、定期的なメンタリングやプロジェクト進捗管理において関わらせていただいています。

新規事業の創出をサポートする企業やサービスも様々ですが、今回、ビザスクを選定いただいた理由は何だったのでしょうか?

久保田氏:
「One Teijin Award」は3年間の活動を予定していましたので、最後の年度は何か新しいチャレンジをしたいという想いがありました。事務局として新しいチャレンジをすれば、応募する社員にもそのメッセージは伝わりますので、取り組み全体の熱量をあげていくことも狙いだと考えていました。

過去2年の取り組みで、アイディアは発信される状態になっていましたので、次のステップではアイディアをアイディアのままで終わらせないための次につなげることを重視しました。ビザスクには3万人以上のアドバイザーがいて、大手企業に対して新規事業のワークショップを実施した実績が多数あると伺い成功事例作りのパートナーとして関わっていただくことを期待しました。

宮川:
スポットコンサルのテーマは、新規事業の創出に向けた案件が比較的多いです。新規事業においては社内の知見が少ないことも多く、既存のネットワークでも十分な情報が得られないという課題はよくお伺いします。
帝人様もネットワークはグローバルにお持ちだと思いますが、外部からの知見に対するご期待が大きかったということでしょうか?

久保田氏:
新規事業のサポートとひと言でいってもその内容は様々です。アイディアを出した社員の自主性を尊重しながら、仮説の精度を高めていくためには、「こんな人に話を聞いて、あなたのアイディアがブラッシュアップできる」というのは大変貴重な機会になると考えました。実際にキックオフの際にアドバイザー候補のリストを提示したら、社員のこの活動へのモチベーションが一段高まったように見えました。

宮川:
ビザスクのアドバイザーは、製造業や化学業界の方も多数いらっしゃいます。また、求めたい経験を満たしているのはさることながら、「分野の第一人者」のようなすごい方にお話を聞けたという声をいただくことも多々あります。想像以上にすごい方に巡り会えたといっていただけるのは、我々も大変嬉しいです。

久保田氏:
ビザスクを今回パートナーに選ばせていただいた理由としては、「アドバイザーのネットワークを活用して、本人が直接社外の情報を収集できる点」、「新規事業創出ワークショップを実施していただいた実績があり、プロセスの設計や運営にも専門性がある点」などが主なところです。

また、やりとりをさせていただいている中で、フットワークの良い会社という印象を持っていたことも理由の1つかもしれません。参加している社員のフットワークをさらに後押しするような関わり方をしてくださり、柔軟なアイディアをだしてくれることも期待できました。事務局としても「ビザスクさんとなら、楽しくやれる」とも感じました。

宮川:
当社では、「イノベーションに挑戦する企業が、課題解決や意思決定の鍵となる知見に出会えるように」という考え方で新規事業の創出をご支援しています。そのためには、「フットワーク軽く、楽しみながら」という面も大切ですよね。
個人的には前職の業界が帝人さんに近いこともあり、事業で目指されている方向性の共感性も高く、組織課題も肌感覚をもって理解することができました。実際のプロジェクトでもそのような勘所をしっかり支援の形にするように心がけています。

久保田氏:
そうですね。宮川さんが業界のことをよくご存知だというのも、安心感の一つでした。アイディアの改善もワクワクしながら進めていく上では、関わってくださる方が気持ちや感覚を理解して共感してくださることも成功の一つの要因ではないでしょうか。

宮川:
現在は、3名の方のアイディアの具現化に向けてスポットコンサルのご提供や進行管理などでサポートさせていただいています。サポートについてはどのように捉えていただいていますか?

ひとり一人へのきめ細やかな関与でアイディアの精度を高める

久保田氏:
驚いたのは個別のフォローをかなり丁寧にしてくださっていることです。各参加者に対して、個人の性格も捉えた上でそれぞれの状況やアイディアに応じたやりとりをしてくださっていることは、アイディアのブラッシュアップにも大きく貢献していると思います。スポットコンサルの後に、仮説の軌道修正が必要な場合、一人ではブレイクスルーのきっかけが掴みにくいものです。そのような時に「どうなっていますか?」と積極的に関与してくださることは、現業を抱えている参加者にとっては心強いですし、進行もスムーズになっていると感じています。

宮川:
新規事業の創出においては、ご本人の意向や考えをしっかりとらえながら進めていく必要があると考えています。手さぐりの状態でも一緒に伴走させていただくことで、より仮説の精度を上げていくことができます。さらに言えば、「顔見知りの経緯を分かっている」人からのコメントも役に立つと思いますので、参加者の方とは頻度高くやりとりさせていただいています。それによって「この方は、どのような目的で本当は何が知りたいのか」を的確に把握できるようになると感じています。

久保田氏:
そうですね。フォローアップというよりは教育的な見地も含めて、丁寧に対応いただいていると認識しています。社外の方が関わることで、定期的な報告にも健全な緊張感が出ますし、こうした取り組みのプロが関わってくれているという安心感もあると思います。事務局側では、取り組みの運営というレベル感で業務を進めるため、1人1人にそこまで決め細やかなサポートはなかなかできません。ビザスクとはとても良い役割分担で取り組みを進められていると感じています。

新規事業の創出の意欲が高く、実現に向けてもしっかりコミットできる組織に


宮川:

「One Teijin Award」の今後についてお聞かせください。

久保田氏:
今年度の取り組みで進行しているアイディアについては、ぜひ形にしていきたいと考えています。会社側もそのために必要な施策はしっかりと検討していく予定です。「One Teijin Award」という形での取り組みは今回が最後になりますが、この取り組みで社内の活性化は進んできました。情報を発信することで得られるものやビザスクのスポットコンサルで社外の情報にも触れながら新規事業を考えることの重要性も共通の認識になりつつあります。来年度以降は、これまでの取り組みで得てきたものをさらにバージョンアップさせながらさらなる組織の活性化を推進していきたいです。

宮川:
今回は新規事業というテーマでスポットコンサルを活用いただきました。人材育成という観点からスポットコンサルを捉えた時に、どのような可能性が考えられるでしょうか?

久保田氏:
これまでの企業研修では、会社がプログラムを用意してそれに則って学習をするというスタイルが一般的でしたが、様々な環境の変化により組織内の学習のスタイルも変わっていくと思います。会社がスキルを与えるのではなく、本人が自分で必要な情報や知見を見つけて主体的に考えて学んでいくようなスタイルに徐々に移行していくのではないでしょうか。そのような観点から、ビザスクのスポットコンサルは社外の経験者の話を収集して自分で学び取っていくという機会としても活用できるのではないかと思います。

宮川:
本日はどうもありがとうございました。

最後に…オープンイノベーション推進室長 宮川から一言

これまで300社超の企業にスポットコンサル(もしくは新規事業の支援を)をご提供してきました。スポットコンサルを活用いただくことで新規事業のスピードが上がり、着実な成果につながっている企業様がいる一方で、社内の協力が得られない、現業との兼務の中で思うように進まないといった悩みを抱えているケースも多く見てきました。

帝人様との取り組みは、我々自身にとっても新たなチャレンジでしたが、事前に想定される「壁」を久保田様とも共有し、社内外の両方のリソースを巻き込みながら進められたことで、円滑に進めることができている事例です。参加者の方も熱量高く、主体的に行動していただいたおかげでより実効性の高いご支援が可能になったと考えています。どのアイディアも実現することを想像するだけでワクワクするものばかりでしたので、事業化に向けて最後まで伴走していきたいと思います。

▼本取組に関するプレスリリースはこちら
帝人が開催する「One Teijin Award」のアイデア事業化に向けた包括的支援を開始いたします