デジタルマーケティング施策にスポットコンサルを活用、「ヨコパナ」の実現に向けて

NUMBER
71
CATEGORY
マーケティング 

事業内容を教えてください。

当社は、家電・住宅・車載・B2B商材等幅広い分野で革新的な技術・サービスを提供しております。

私の所属するデジタルマーケティング推進室は17年4月新設の組織で「デジタルの知見で全社を横通し、ビジネスモデル新規創出を支援すること」通称 “ヨコパナ” をミッションにしています。

①AP(家電) ②ES(住設・電材関連) ③AIS(蓄電池や電子部品) ④CNS(顔認証システムや公共施設の大型ディスプレイ等BtoB商材)の4カンパニーに横断的に携わり、各カンパニーの持つ顧客情報等を用いて相乗効果が生み出せるマーケティング施策の検討や各カンパニーの事業課題解決、新規ビジネスの創出支援を担っています。

ビザスクご利用のきっかけ

2017年にオープンイノベーション関係のイベントでビザスクの話を聞いて興味を持ち、詳しくご説明を伺ったことがきっかけです。横串のマーケティング施策という弊社でも初の試みを動かす中で、新たな情報を「リアルに経験していた人」から得られる点に可能性を感じました。

ビザスクのスポットコンサルをどのように利用されていますか?

全社で情報を一元管理するために顧客ID統合を検討しているフェーズで利用しました。例えば、同じ方に対して家電部門と住宅部門は各々別に顧客管理、マーケティングをしています。しかし住宅に引っ越す方は、同じタイミングで家電の買替えも検討することが予想されます。顧客情報をパナソニックとして一元管理し、一人ひとりの状況に応じて適切な商材を訴求した方が効果的です。各々のカンパニーで顧客情報が膨大に存在するのに横連携しきれないのは大きな機会損失であると捉え、カンパニー毎に分かれていた顧客IDの統合を検討するにあたり、経験のある方へのインタビューを依頼しました。

伺いたいポイントとしてはID統合により実現できること、期待できる効果、統合における課題、費用対効果といった内容でした。依頼から数日で正に経験談をお聞きしたいと願っていた、大手企業の経験者を沢山ご提案いただきました。自社の人脈を駆使してもたどり着けないような、ピンポイントで欲しい経験を持つ方ばかりで驚きました。

その後もサブスクリプションビジネスや街づくり事業といった、デジタルマーケティング推進部がヨコパナ施策を検討している複数の事業分野でインタビューを進めており、半年間で20件ほどスポットコンサルを利用しています。

スポットコンサルの成果、メリットをどう認識されていますか?

氏名や経験内容が明らかだからこそアドバイザーの方は真剣に向き合って下さり、信頼性が担保されたコンサルティングを受けることができています。知りたい内容についてほぼ完璧に網羅したお話を伺え、経験者にしかわかりえない知見の貴重さを実感しました。従来、過去のケースに基づいた収支計算や仮説検証しかできていなかったですが、スポットコンサルを始めてからは「経験則に基づいたリアルで信頼できる知見」という強力な材料が加わりました。

また、同内容で複数のアドバイザーにインタビューできる点にもメリットがあります。複数のアドバイザーから類似した回答が得られれば説得力が増しますし、逆に違う観点を提示いただくとこちらの視野も広がり新たなアイデアに繋がります。アドバイザー候補をある程度のボリュームまとめて提案していただけスピーディーに複数の方へインタビュー実施できる点も有難いです。

コストパフォーマンスという面でも、100万円で大規模なアンケート調査を実施するより知見のある10名に1時間ずつインタビューをした方が得られる情報の質が高いです。10の実名制ある経験談は100の匿名情報にも勝ると感じます。

コンサルティングサービスとビザスクのスポットコンサルはどのように使い分けていますか?

コンサルティングファームの方々は弊社の求めているものをご理解いただいた上で情報を集め、整理し仮説を立てて、経営層向けのエグゼクティブレポートを作成することに非常に長けています。

一方、特定分野のビジネス経験に基づく、経験者にしかわからない視点や気付きを得たいときにはスポットコンサルを活用しています。一歩踏み込んだナレッジやコメントが得られるのはスポットコンサルならでは。戦略論や仮説といった土台を補強して深みと厚みを出したい時に活用しています。

今後、ビザスクをどのように利用していくお考えですか?

新しい試みや、弊社に知見がない分野で新しい視点が必要なとき、利用したいと思っています。効果も実感しており、チームメイトはもちろん他部署含め社内に広く利用を促進していく予定です。エキスパートサーベイにも興味があります。専門分野の経験者の声を数多く集めることにより、現実的なビジネスに繋げられるのではないかと期待しています。