エキスパートサーベイを活用して、新分野における情報収集、参入可能性を検証。短期間で精度の高い効率的な情報収集が可能に。

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サマリー

課題:自社の技術を活用して新分野へ進出するために、自社で知見を有しない新分野の業界関係者から幅広く定量的なデータを収集することで仮説検証を効率的に実施したい。

成果:エキスパートサーベイを実施することで、業界動向と業界ニーズを直に把握することができた。当該情報により社内の仮説検証の精度が高まり、注力する対象が明確になった。

事業内容を教えてください。

当社は、防振ゴムやホース、制遮音・内装品といった自動車用品、建設機械向け高圧ホース、鉄道車両用防振ゴムなどのインフラ用製品、プリンターや複写機などのエレクトロニクス用製品などを製造しています。
なかでも自動車用防振ゴムは世界トップシェアを占め、自動車用ホースにおいても世界トップクラスのシェアを誇っています(※)。これらに加え近年では、ヘルスケア機器、印刷用の感光性水現像フレキソ版、窓用遮熱・断熱フィルムなど、新規事業分野へも事業領域を拡大しております。

今回『エキスパートサーベイ』を利用された目的は?

新事業開発センターでは、これまで培ってきた技術シーズを活用して新しい技術・市場への参入を目指して進出分野を探索し、仮説の立案、検証、開発の実施を担っています。

エキスパートサーベイは、デスクトップリサーチの難しいニッチ市場における情報収集や、仮説検証の目的で利用しました。

実施されたエキスパートサーベイについて、内容や狙いをお聞かせください。

制遮音の技術を活用した市場、当社のゴム材料配合技術を活用した市場の二つについてエキスパートサーベイを実施しました。

『エキスパートサーベイ』の結果をどのように評価されていますか?

自社のコネクションを利用したヒアリングでは、率直な意見が収集しづらいデメリットがありました。また、既存のコネクションには限界があり、検証に必要となる情報量を十分確保できませんでした。特に、全くの異分野の場合には、情報そのものを入手することが困難でした。

これらの課題に対して、エキスパートサーベイを利用することで、対象市場における関係者から忌憚のない意見が、スピーディーかつリーズナブルに収集できるのが最大の利点だと思います。

エキスパートサーベイのメリットや調査結果によってもたらされた成果についてお聞かせください。

これまで、参入分野の検討にあたっては、一般的なデスクトップリサーチとして、書籍やマーケットレポートなどを参照していました。デスクトップリサーチは簡易的に概略を把握できる一方、現在の動向や、業界の生の声を把握しづらいという課題がありました。

エキスパートサーベイを用いることで、そもそも情報の入手が困難なニッチ市場における情報の収集や、既存情報の検証・アップデートについて、安価・迅速・簡便に実施することが可能となりました。また、想定顧客を対象としたエキスパートサーベイでは、参入可能性の判断における有力な資料とすることができました。

これにより、検討の早い段階で仮説の再検討や、テーマ化の中止などの判断が実施でき、開発の効率化に役立ちました。

従来の調査方法とエキスパートサーベイの違いについて

従来、当社における仮説検証は、想定顧客に対する直接のヒアリングにより行っていました。この方法は、面談の設定に時間を要するほか、ヒアリング先次第では、既存事業への影響などへの配慮も必要となります。また、全くコネクションのない業界へのアプローチについては、そもそも、情報の収集自体が困難でした。

エキスパートサーベイでは、これらの課題を克服し、スピードや確実性も高まりました。従来では立てにくかった大胆な仮説も立案できるようになったと思います。

今後、ビザスクをどのように利用していくご予定ですか?

エキスパートサーベイは、引き続き積極的に利用したいと考えています。また、エキスパートサーベイだけでなく、情報の更なる深掘りとして、スポットコンサルなどの対面形式のヒアリングも活用していきたいと考えています。

 

(※)シェアについてはいずれも自社調べ